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天中講壇丨おうちは何処に、仰韶は吾が故里 魏興濤が「黄河の物語」仰韶文明編を語る

東は河南省東部から始まり、西は青海省と甘粛省に至り、南は江漢地区に着き、北は河套地区、内モンゴル、長城に達するこの広々とした地理範囲は仰韶の先住民達が家を作る時の綿綿たる歩みの印です。

黄河中流の水際の河南省西部·山西省南部·陝西省東部で仰韶文化は源を発し、盛んになり、そして受け継がれて今に至り、先史文化のキラキラ光る珠玉を残してくれました。

11月24日午後、天中講壇——中華古代文明系列の「仰韶文化と黄河の早期文明」テーマ講座は鄭州図書館にて開かれました。今回の講座は河南省文物考古研究院副院長の魏興濤研究員がオンライン·オフラインの十万人余りの聴衆に二千年も続いた仰韶文化について紹介してくれました。

有名な文化学者の閻鉄成先生が今回の天中講壇のゲストとして司会に

中国早期文明の起源に対する研究を糸口として考古資料を根拠に五つのセクションに分けて仰韶文化と黄河流域の先史文明の関係を解説しました。

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中国早期文明の起源及び仰韶文化について簡単な説明をしました。

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八つの面から仰韶文化の重要な地位を指摘しました。仰韶文化と黄帝及び華夏民族の「華」族との関係は緊密です

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仰韶がその中期に河南省·山西省·陝西省の接する地域で取得した文明成果を広い視野で解析しました

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仰韶がその中期に鄭州から河洛地区に至る地域で取得した文明成果を紹介しました。重点的に鄭州大河村遺跡、西山遺跡、青台遺跡及び鞏義双槐樹遺跡を説明しました。5300年前の頃に中華文明は起源の黄金段階にあったが、ここでは「河洛古国」が現れました。

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仰韶文化研究の現状と未来、そしてどのように「黄河の物語」仰韶文明編をうまく解説するかについて提案しました。

現場の観衆からの仰韶遺跡発掘の際は煉瓦·瓦構造の建物が見つかったかどうか、黄河流域の生態環境は仰韶文化の発展にどのような影響をもたらしたか、三門峡地区を中心とする河南省·山西省·陝西省の接する地域で発見された仰韶文化はどのような社会発展段階にあったか、また「国家」が現れたかどうか等の問題に対して魏院長は詳細かつ正確な考古資料と先見性のある学術視野を持って答えました。

今回の講壇は天中講壇中華古代文明系列の第二十四弾でした。天中講壇は引き続き歴史と文化を伝播し社会に貢献するという志をもって観衆の皆さんにより多くの素晴らしい学術饗宴を捧げる所存です。

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